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ニイガタビト

ふるさとを散歩してみる

2013.10.31 掲載

vol3

笑顔写真家

かとうゆういちさん

vol3

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 新潟県三条市出身。青空をこよなく愛する27歳。高校生の時からカメラを持つようになり、独学で写真の道を切り拓く。
2009年3月に新潟大学教育人間科学部(現:教育学部)を卒業後、『日本一周 笑顔の旅』と題し、8年間をかけて日本中の幸せと出会う旅に出発。日々、日本の各地域の人たちや風景とふれあいながら、生きる中での幸せにシャッターを押している。現在、新潟をはじめとする各地の学校やイベントにて、講演会・写真教室・写真展を精力的に開催中。

ふるさとを散歩してみる

 今回は自分が生まれ育った町・三条市をゆっくりと散歩してみることにした。
目まぐるしく世の中が移り変わる中で、ふと息を抜き、自分の暮らす町や生まれ育った町を散策してみるというのはなんと贅沢なことだろう。
まずは自分の母校の小学校・中学校に行ってみた。三条市では小中一貫校が建つことがで決まっていて、着々と立派な学校が出来上がってきている。そのため、自分が通っていた母校はすべて閉校となってしまうのだ。
『閉校まであと162日』という文字を見たとき、なんとも言えぬ寂しさが胸に込みあがってきた。
こういう時に、ふるさとは少しずつ変わっていくなぁと改めて実感する。
その今を残しておきたい、だからこそ自分は写真を撮り続けるのかもしれない。

まちを愛すること

 次にずっとお邪魔したかった相場紙器製作所さん。
取締役の相場さんとはいつも仲良くさせてもらっているけれど、その工場の現場を覗いたことがなかった。
最近、燕三条では『工場の祭典』という大規模なイベントが開催されていて、普段閉鎖的になりがちな工場を多くのお客さんを招いて、実際にものが作られていく様を案内したり、実際にお客さんに体験してもらっていく。
自分はこの素敵な企画にお邪魔することができなかったため、工場へ行きたいという気持ちは募っていた。

相場紙器さんの工場の中に入らせてもらうと、そこは時間の年月が積み重なっていた。
丁寧に修復しながら使われている機材、ここで箱が組み立てられてきたであろう大きなテーブル、建物も相場さんの祖父が立てた木造建築で工場独特の空気が流れていた。
紙箱が作られていく工程を見せてもらったのだけど、様々な工程のバトンリレーで、一つの箱が出来上がっていく。当たり前のことなのだが、僕たちが生活している中には、たくさんのバトンリレーが繰り広げられて、日々の生活が成り立っている。

『工場の祭典』だけではなく、まちあるきのイベントも燕三条では盛んだ。相場さんも自分が生まれ育った町をガイド役として、案内して回ることも多い。
自分の町をこうして愛し、技を受け継いでいく姿は本当に頼もしい。

まちを伝えること

 次に、毎月ラジオに出演させていただいている燕三条FM『らじおは~と』のパーソナリティである倉重さんに逆インタビューを敢行した。
この地域の放送局だからこそ。もっと身近に、近くに。
「ここはちっちゃいキッカケを作れる場所。
だから少しでも、同じ地域に暮らしているからこそわかるとか、そこから広がっていって、お互いにコミュニケーションができたりとか、そのラジオを通じてリスナーさん同士でちょっと会ったりとか、出会いのサポートもできるんじゃないかなぁと思っています。」

「三条花火でも実況中継をラジオでしていたので、近くで見れない方には、ラジオを聴いてもらいながら、花火を楽しんでもらったりだとか。
喜んでもらいたいっていう気持ちを、アナウンスという形にしているだけなので、それを受け取ってくれた方が感動してくれたり、みなさんの思い出の1ページになるわけですよ。
その思い出になってくれた瞬間を、その場で私がお手伝い出来たっていうそこが嬉しいというか、やりがい、自分の幸せになる瞬間。この瞬間が大事で、大切にしたくて、だから仕事頑張るし、なにかやりたいっていう原動力になっているように思いますね。」
普段は聞かないことも、根掘り葉掘り聞いていくとこれがまたおもしろい。
インタビューするということは、相手の心をノックすること。
写真を撮るということは、相手のことを好きになること。
こうして身近な人でも、話をよく聴いていくと、そこに“おもしろさ”が隠れているものです。

ついに念願の写真集に!

 “日本全国の日常の幸せを届けたい”と思い立ち、『日本一周 笑顔の旅』に出発して5年目・・・ついに一冊の写真集となることが決まりました!

これまで笑顔写真家かとうゆういちとして四年間、日本各地(29地域)の土地を訪ね歩いた集大成。この旅で撮った写真、98018枚。その中から選び抜いた約270枚の写真と、物語を192ページに詰め込みました。
この写真集は書店には置かず、全て手売りで販売・発送していくことに決めました。この写真集で日本全国に一つでも多くの笑顔が増えることを願っています。
興味のある方は、こちらからどうぞ。

公式ホームページ 「笑顔咲く」へのリンク

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