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教えて先輩! 第130回

「ここで生きていきたい!」住みたい場所から生き方を探す

2018.03.05 掲載

株式会社北前船 国内営業制作部

柳澤美希さん

佐渡市

1994年、上越市直江津生まれ。高校卒業まで直江津で過ごし、東京の大学へ進学。就職活動時に東京で働くことに疑問を感じ、「まずは生活する場所を決めよう」と全国各地を旅する。佐渡に訪れた際に、「ここで生きていきたい」と移住を決意。佐渡で働ける仕事先を探す中で出会ったのが、太鼓芸能を舞台芸術へと昇華させ続ける、太鼓芸能集団 鼓童だった。

全国各地、世界各地をまわる舞台チームを裏で支えるスタッフとして、太鼓芸能集団 鼓童の企画制作を行う株式会社北前船に入社。現在は公演の手配やスケジュール管理などの仕事をこなしながら、佐渡での暮らしを楽しんでいる。

地元に劣等感を感じ、東京へと飛び出した

高校まで直江津で過ごし、東京の大学へと進学しました。周りの人の都会に対するコンプレックスを強く感じていて、自分も「地元に残ることは負け」のような価値観を抱いていました。なので、大学進学のタイミングでは迷わず、都会に出ることを決めました。理系・文系や専門分野などを早くから決めるよりも、じっくり考えてから将来の選択をしたいと思い、3年次までは専攻を決めなくてもよい大学に進学しました。

初めての都会生活は刺激的で楽しかったです。大学生活を過ごす中、友人に誘われてたまたま和太鼓サークルの公演を鑑賞する機会がありました。初めて観る和太鼓のステージに惹かれ、後にサークル活動に参加。和太鼓に触れた最初の機会でした。

就職活動に疑問を抱き、全国をめぐる旅へ

大学3年生となって、周りの友だちと一緒に東京で就職活動を始めました。しかし「このまま東京で働いてもいいのか」と疑問を感じていました。大学1・2年生のころは東京生活も楽しかったのですが、3年生になると疲れを感じるように。東京はどこに行っても情報に溢れています。例えば電車の中を見ても至る所に広告が貼ってありますよね。目に見える情報が多すぎて、一つ一つ取り出して考えることはほとんどしません。東京では知らないところで何かが動いている感覚があり、この状況に慣れてしまうことに不安を感じていました。

こうした経験から、「地に足をつけた生き方がしたい」「何をするかよりも、どこで生活していくかを重視したい」と考えるようになりました。そこで普通の就職活動をストップし、自分の住みたい場所を求めて、全国各地をまわりました。「どこで生活するのが一番自分にとって心地よいのか」を探して、北は北海道から、南は九州まで旅をしながら探し始めました。

一番肌に合う場所が「佐渡」だった

生活の場所を探して、全国各地を巡る中でピンと来たのが佐渡でした。その旅では、訪れた土地で1日を過ごしてみるんです。すると、陽のあたり方や空気の乾燥の度合いなど場所によって全然違うんです。東北地方と九州地方ではもちろん違いますし、同じ東北地方でも日本海側と太平洋側では風土が全く違うことを知りました。

いろんな土地で過ごす中で、佐渡に来たときに「ここで生きていきたい」と強く感じました。肌に合うと感じたのが、やっぱり自分が生まれ育った雪国・日本海側の風土でした。生まれ故郷の直江津から今住んでいる佐渡の小木へは、フェリーで1時間40分。距離が近いからか、直江津と風土が似ているんだと思います。それでいて、昔から受け継がれてきた暮らしの文化が今も残っていることにも惹かれ、佐渡で暮らそうと決めました。

その後、佐渡で働ける企業を探していたときに、鼓童の事務所のことを知ってこちらからアプローチ。無事に働かせてもらえることになりました。

舞台を裏方から支える仕事

鼓童と聞くと、「太鼓を叩いているの?」と思われがちですが、私は舞台チームをサポートする営業制作部に所属しています。今は、全国各地の学校での演奏に付き添い、宿の手配やタイムマネジメントなど演奏以外のすべてを担うツアーマネージャーをしています。小学校での演奏などは子どもの反応が素直で、はっきりと楽しそうな顔をしてくれるのが、嬉しいですね。

また、寮生活をしているのですが、一緒に暮らす舞台メンバーの地に足をつけて生きる姿に刺激を受けています。皆、自分の出す一音一音を追求している人たちです。試行錯誤しながらも真摯に太鼓に向かい合っていることを間近で感じます。頭だけでなく、体の使い方も考えて動いています。しかも寮生活をする上でも舞台メンバーは細部にまで意識を持ち、お皿の並べ方、箸の揃え方、食べ方や歩き方まで徹底しています。普段の生活が舞台に表れる「生活即舞台」という考え方と、舞台人としての誇りを持って生活しています。

東京での生活は、地に足がついていないような、頭だけで生活していたイメージだったのですが、佐渡には地に足をつけてしっかりと自分の足で生活している人が周りにたくさんいます。やっぱりこちらの生活の方が自分には合っているような気がします。

住んでわかった、佐渡の文化

休日にはカフェに行ったり、お祭りの練習に参加したりしています。小木港の近くに”日和山”という名のカフェがあって。落ち着くのでよく行っています。あと相川にある”Caféガシマシネマ”もおすすめです。カフェ兼映画館になっていて、毎月1本映画を決めて、毎週日曜日に映画を流します。場所も離れているので、頻繁に行くことは難しいですが、楽しみの一つです。

佐渡は地域の祭りが多いことも印象的ですね。町内のお祭りから大きな規模のお祭りまであります。どの祭りも人々の繋いできた伝統や素朴な姿をそのまま受け継いでいるものが多い気がします。私は鼓童の先輩たちと一緖に笛で参加しています。練習に行くと地域の人があたたかく受け入れてくれるので楽しく過ごせています。

とはいえ、移り住んできた当初は、近所に量販店が何もなく、驚きました。チェーン店やスーパーが集まっている佐和田まで、1時間かけて買い物に行ったりもしました。

佐渡人として、社員として、成長を続けたい

今はまだ佐渡に関して知らないことが多いので、これからは受け継がれてきた歴史を学びたいです。佐渡の中の地域を一つとっても興味深い歴史があります。歩いていると、“これはなぜこうなっているのだろう?”と疑問に思うことがあります。そういったものを掘り下げていくと必ず歴史が出てきます。地元の人に話を聞いたり、資料を読む中でもっと勉強していきたいと思っています。

また佐渡は、のどかな時間が流れているからこそ、考えることに向いている場所だといいます。東京に比べると情報量が少ないので、落ち着いて暮らしや今後のことを考えることができるような気がします。

鼓童については、入社してからまだ1年弱。先輩方を見ていると、それぞれ得意分野を持っています。自分もそうした得意分野を見つけて、”自分にはこれができる”と胸をはっていけるようになりたいです。

太鼓芸能集団 鼓童 WEBサイトへのリンク

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