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ニイガタビト

女子野球が熱い!~ゼロからの挑戦~
- 県内初 女子硬式野球部監督 -

2012.07.26 掲載

新潟市江南区出身の冨岡雄太さんは、日本文理高校野球部3年の夏、外野手、5番打者として甲子園大会に出場。高校卒業後も静岡県の大学に進学し、野球を続ける。その後、新潟にUターンし、祖父の農業を手伝う。
2010年、農業の傍ら、女子野球のクラブチームのコーチを務め、今年4月、新たに創部される開志学園高校の女子硬式野球部監督に就任。 

女子野球との出会い

「新潟にUターンして、しばらく経った頃、知人から『一度、女子野球のクラブチームを見に来ないか』と誘われたことがきっかけです。最初は軽い気持ちで行ったのですが、技術的に男子と比べても全くヒケを取っていなかったことに驚きました。そして、2度、3度と見に行くうちに、その懸命に取り組む姿に心が打たれ、最終的にコーチを引き受けていました。
 県内では、女子野球を多くの方に知ってもらい、女子が野球を続けられる環境を整えようと、5年前に『BBガールズ普及委員会』という任意団体が立ち上がっています。私も途中から加わり、普及活動をしていますが、県内で女子が野球を続けるためには、中学卒業後が分岐点となっています。どうしても続けたい場合は、主に首都圏の高校へ野球留学しますが、多くは野球を諦めざるを得ないという状況です。」

BBガールズ普及委員会へのリンク

開志学園女子硬式野球部監督就任

「そこで、『BBガールズ普及委員会』が、開志学園高校に女子硬式野球部の創部を働き掛け続け、ようやく2012年から始動することが決まりました。同時に、女子野球を真剣に考え、情熱を持って指導していた経験を買っていただき、私に監督就任の打診がありました。不安はありましたが、迷いはなかったので、すぐに引き受け、今年の4月に就任しました。
 今は週末になると、北信越や東北、関東を中心にスカウトにまわり、来年に備えています。首都圏に行かなくても野球を続けることができる、自分達ではじめからチームを作っていくことができるので、反応が良いと感じています。」

描く理想の監督像

「日本文理高校の恩師大井監督は選手全員のことをしっかりと見ていて、その時点で調子がベストな選手を起用しています。大井監督のように、選手を見極めることができる監督になりたいという思いがあります。
 チームカラーは、1点を守り勝つ野球はそう簡単ではないので、機動力と打撃を中心に、最後は相手よりも1点多く取っている野球を目指したいと考えています。
 ただ、野球選手である前に、一人の人間として成長し、社会に出ても通用する人間になってもらいたいので、まずは『礼儀』を身に付けてほしいと思います。そのうえで、野球の技術を磨いて欲しいです。」

女子と男子の違い

「はっきりとした理由はわからないのですが、女子の方が器用で、飲み込みが早いと感じます。教えると、男子よりも早く身に付けるので驚いています。また、女子は体が柔らかいので、こんな動きができるのかという発見があります。
 一般的に女子はパワーがないと思われるかもしれませんが、全国には、柵越えを打てる選手や男子に負けないくらいの速い球を投げる投手もいます。私からすると、それほど大きな差は感じません。」

今後の目標、夢

「女子野球の発展という観点からは、まず、多くの人に知ってもらいたいと考えています。知ってもらい、見てもらうことで、次第にファンも増えてくると思います。未知な部分も多いですが、だからこそ、まだまだ可能性を秘めていると感じます。
 チームとしての最大の目標は、プロ、アマ、学生等を問わないオープンな大会(サッカーでいう天皇杯)であるジャパンカップ優勝です。また、高校生同士の目標は、強豪校として有名な埼玉栄高校を倒したいと思っています。今は、県外の強豪チームを招待して試合をしていますが、いずれは県外から招待を受けるチームになりたいです。
 新潟は、『BBガールズ普及委員会』の活動などを通じて、全国的にも女子野球が盛り上がっている地域として知られています。しかし、普及に終わりはないと思っていますので、少しでも力になれるよう、これからも頑張っていきたいです。」

【女子野球メモ】

・女子野球人口は軟式と硬式を合わせると、全国で約8千人がプレー。
(がんばれ!女子野球HPより)
・全国で女子硬式野球部のある高校は10校。来年創部予定の高校も多数。
・2009年には日本女子プロ野球機構が発足し、2010年から公式戦が開幕。現在、3球団が活動中。

がんばれ!女子野球へのリンク

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