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新しい働き方 第11回

人生の冬。そこから見つけた幸せ。

2012.02.22 掲載

vol3

小佐田 美佳さん

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東京出身。2004年ボランティアを通じて十日町市池谷集落と出会い、2011年4月東京の職を辞し、池谷集落に移住。十日町市地域おこし実行委員会所属し、地域おこし活動を行う。
2012年1月に池谷集落を離れ、十日町市中心地にて一人暮らし。現在、十日町市役所の臨時職員として勤務。

大雪だから分かること

 カメムシが大量発生するとその年は大雪になるだとか、カマキリが高く卵をうむと、その近くまで雪がつもるだとか、そんな予想をたてながら、でも“雪は降ってみなければ分からない”と皆口をそろえて言っていましたが、結局今年も去年同様、災害並みの大雪となってしまいました。
 去年の春に池谷集落に移住してきた私にとっては、住んで越す冬は初めての経験。しかも、1月から市役所で臨時職として働き始め、さらに初めての一人暮らしまで始めたので、何もかもが初経験の中の越冬です。
 確かに雪が多いと生活は大変ですが、雪国だからこそ気づくことも多いです。雪の落ち着く少しの間を見計らって、黙々と除雪作業をする十日町市民をみかけると、雪国に長年暮らす人々のたくましさに感動といとおしさを感じます。連日の大雪報道のおかげか、池谷集落で開催した雪かきイベントには遠方からも多くの方が参加してくださいました。大雪のおかげで、人の温かさがより一層感じられるような気がします。
 十日町市の方々は、「雪がなければいい場所なのに」とため息まじりに言いながら、でも目を輝かせて「雪が多い土地だからこそ、春が待ち遠しくて仕方がない」と言います。私も、少しの青空に心を踊らせ、まだ遠い雪国の春を待ち遠しく感じる毎日です。3メートル近く積もる雪が徐々に溶けていき、白い世界が緑に変わっていく姿を見て、春の訪れを心から喜べるのは、雪国ならではの格別の贅沢なのかもしれません。

苦しかったからこそ、見つけられた幸せ

 両親との約束だった1年よりも長く、池谷集落で地域おこしの活動をしていくために、考えた結果、市役所の臨時職員として働くことにしました。しかしこの豪雪地帯で、標高300メートルにある池谷集落から車で片道40分以上かけて通勤することは難しいと判断し、市中心地でアパートをかりて1人暮らしを始めました。
 今までずっと実家暮らしで、池谷集落でも私同様移住してきた女の子と同居生活だったため、一人暮らしは初めての経験。しかも、新しい仕事をしながらの生活は、予想以上に大変で、経済的にも苦しくなると精神的にも辛くなって、正直自分の選択が正しかったのか悩む日々が続きました。
 自分は池谷集落で地域おこしをするために移住してきたのに、池谷集落から離れ、勤めることで地域おこし活動も自由にはできなくなって、本当に移住してきた意味はあったのだろうか?両親も心配していることだし、都会に戻った方がいいのだろうか?と、先の見えない不安に押しつぶされそうにもなりました。
 しかし、ふと、自分を心配してくれている集落の人たちや、一緒に地域おこしをする仲間がいることのありがたさや、少なからず池谷集落に関わり活動していることの大切さに気づき、もっともっと、と焦るのではなく、今の自分の状況でも十分幸せではないか、と思うようになりました。「足るを知る」とはよく言ったものですが、本当に辛かったからこそ見つけられた考えのような気がします。
 新しい場所へ住むこと、新しいことをすることは、想像以上に大変で苦しいこともたくさんありますが、それをするからこそ見つけられること、感じられる幸せがあるのかもしれません。雪が深ければ深いほど、春のあたたかさに喜びを感じられるように、人生にとって必要なことなのかなぁ、と思います。
 まだ遠い春を思いながら、自分にできることを少しずつ確実に、一歩一歩進んでいけたらいいなぁ、と思っています。

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