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ニイガタビト

この場所で面白いことをやろう

2015.11.06 掲載

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NPO法人入広瀬元気クラブ

鈴木里美さん

魚沼市在住

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Key word

 高校卒業後、教師を目指して関東の大学に進学。さらに研究者になる道を選び大学院に合格したが、一転、酪農家を目指して北海道へ。その後、魚沼市にUターン。現在はNPO法人 入広瀬元気クラブで大白川の浅草山荘、大原スキー場、駅のえき等の運営を行っている。

只見線はやっぱり根強い人気!

 魚沼市と福島県をつなぐ只見線。紅葉の時期は本当に景色が素晴らしく、紅葉の美しい鉄道路線で第1位を獲得したこともあります。数年前の豪雨で只見駅から先の線路が流されてしまい、今は魚沼市のお隣只見駅まで走り、その先は代行バスとなっています。先日、福島県側の不通になっているところを見に行きました。草が生え、鉄橋はボロボロの状態、踏切も悲惨な状況でした。手入れが全くなされていないので、復旧の際はかなり時間がかかると思われます。
そしてついに、大白川駅の両隣が廃駅となってしまいました。福島側の田子倉駅は2013年3月に、魚沼側の柿ノ木駅は2015年3月に廃止となりました。最終運行の日は150名ほど集まり、普段は見られないほどの人が只見線を見送りました。普段は乗客がほとんどいないので、大勢の人を見ると閉店セールのように毎日廃駅セールを行えば良いのにとさえ思いました。
そのような中、新たな動きとして会津の愛と小出の恋をつなごうとラッピング電車の運行を始めました。また、魚沼市では只見線に手を振ろうという条例もできました。1日に往復合わせて7本しか走らない只見線ですが、臨時列車が走るときは大勢の人でにぎわいます。秋の紅葉満喫号もほぼ満席でした。
 私も時々只見線に乗りますが、時速40キロほどのゆっくりとした走りでガタゴトゆれると本当に心地いいです。あまりの絶景に見とれ、あやうく乗り過ごしそうになることもありました。小出駅から只見駅間は約1時間ですが、旅にしてはちょっと短いので、1日も早い只見線全線復旧を願っています。

若者の力で活気づける

 東京工業大学の学生がこの6月から大白川に来ることになりました。大白川のために何をすべきか、一生懸命に考えてくださっています。初めて対面したとき、最近の大学生は大人びているのか、妙に落ち着いている印象でした。それとも大白川住民がにぎやかすぎるのか。その後何度か訪れ、地元の人と一緒に何かを作り上げることを目的とし、方向性を決めていきました。その説明会も兼ねて、大白川にいる若者を集めて顔合わせ会を行いました。若者なんて数人しかいないと思いきや、数えてみると12名ほどいることが分かりました。民宿の娘さんが婿さんを連れて帰ってきたり、大白川に就職したり、地域おこし協力隊員が来たりと、偶然が重なって若者が増え、このタイミングでやるしかないと思いました。
 第2回目は、オブザーバーとして地元の議員さんを呼ぶことにしました。若者会の案内文書も作成し、民宿を借りて開きます。20代~40代と限定し、1ヵ月に1度は開催したいと考えています。今後の方向性などは徐々に決めていきますが、大白川の青年会を立ち上げることをまずは目的にしたいと考えています。せっかく高齢者の多い大白川に十数名の若者がいるので、何かやらないとこのままダメになってしまうような気がします。今後の大白川はぜひとも若い人の力で盛り上げていきたいです。

駅のえき大白川へのリンク

新たな事業展開

 大白川の若者会とは別に、魚沼市の事業でも若者会が月に一度開催されています。40名ほどの参加者でそれぞれチームを組み、目標をたてて実行するものです。私が参加したチームは「プロジェクトうおぬま」というチーム名で、魚沼市の情報を一本化しようという事業です。イベント情報から雇用、移住受入、婚活等の地域活性化のための情報や、魚沼市の見どころ、グルメ、温泉等の観光情報を集め、全ての情報を集約し掲載することを目的としています。また、もう1つの目的としては、とにかく市外の人に来てもらうことに力を入れ、都会人と魚沼人が一緒になって化学反応を起こし、面白いことをやろうということも目指しています。全8回という少ない講習会の中で、まずは今年できる目標を立てて実践していきます。自分と同世代の方と一緒に仕事とは違う事業を実践していくのは大変ですが、ノウハウや考え方を学べるのでとても有意義な時間となっています。そこでつながりもできますし、自分の仕事にも役立つものがあります。来年度もおそらくこの事業は続くと思われますので、今後魚沼市に在住する予定のある方はぜひご参加いただきたいです!

NPO法人 入広瀬元気クラブへのリンク

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